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何度も引っ越しもしたし、断捨離をしたことだってある。
けれど、絶対に手放せないものが、だれしもひとつやふたつあるもの。
そんなKao PLAZA会員のみなさまのさまざまな「たからもの」を集めました。
高校を卒業する年に、友人からもらったラジオCDがたからものです。
その友人とは小学生の頃からの親友。学校帰りや週末、お互いの家に行って一緒に漫画を読んだり、好きなバンドのDVDを見たりする学生時代でした。
そんな唯一無二の親友だった私たちですが、高校を卒業し、私は北陸を離れ関東の大学に進学。
友人は地元のラジオ局に就職が決まり、別々の場所で生活することに。
高校を卒業して私が上京する日、親友から1枚のCDをもらいました。
東京の新居で一人、さっそくCDを聞いてみると中身は地元のラジオ番組を収録したもので、なんとゲストに親友が出演。
大切な人へのメッセージを伝えるコーナーで、私に対して「離れてもお互い頑張ろう」という言葉を贈ってくれる内容でした。
親友や家族と離れて心細さを感じていた私ですが、そのCDのおかげで新生活のスタートを頑張れたことを覚えています。
あれから10年が経ちますが、今でも私の背中を押してくれる、特別なたからものです。
私が高校生~大学生時代に使っていた携帯電話がたからものです。その携帯電話には、亡くなった祖父とのメールが残っているからです。
誕生日のおめでとうメール、今から行くよのメール、たわいないメール等、読み返すとたくさんの思い出がありました。祖父がだんだん緑内障で目が悪くなり、それと同時に病気になり…気づいたらその時期からメールの返信が来なくなっていました。
当時の私は、そんなことも気づかず、「返信来ないな」程度にしか思っておらず、気にしていませんでした。
大学生のときは、遊んでいることが多く、祖父には月に一回ほどしか会いに行きませんでした。
頻繁に会いに行けばよかったと後悔の気持ちでいっぱいです。
メールも学生時代のものなので、祖父に返さないことも多くありました。もっとマメに返せばよかった、と思います。後悔も多いですが、思い出がいっぱいの昔の携帯電話です。
40年前の結婚記念日以来、毎年二人が気に入ったコーヒーカップを購入しています。
新婚時代には、かわいらしいデザイン。子どもの成長にお金が必要なときには、安価ですが気に入ったデザインとそのときの二人の感性にあったものを選びます。
40年経つと随分と趣味や好みも変わるものと、変化を眺めています。
結婚記念日のひと月程前から、下見もして長い時間をかけて慎重に選びます。
あと何組のペアカップがカップ棚に増えるのか、二人健康に過ごしていきたいものです。