ご応募ありがとうございました! くらし部門 応募総数8643句

日常のふとした光景やそこから感じたことを詠んだ「くらし部門」。
大宮エリーさんも審査に加わり、各賞が決定しました!

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最優秀賞

「子供らの ぬけがら続く 風呂場まで」 デコちゃんさん  北海道・女性・30代 あぁ、くらし川柳

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審査員からひとこと

あるある的な可笑しさの中に、あたたかい幸せを感じます。「ぬけがら」という表現が、情景とともに、子供の成長する過程も想像させて秀逸!キャッキャというはしゃぎ声も聴こえるようですし、「もう!」と言いながら子供たちをいつくしむ親心まで感じられて、文句なしの最優秀賞!

優秀賞

「布団干し 一番乗りで 猫眠る」 からんばさん  東京都・女性・20代 あぁ、くらし川柳

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審査員からひとこと

ほのぼのとした幸せで満たしてくれる句です。ひだまりのあたたかさ、布団のふかふかな感じ、そこに猫…という触覚の心地よさを想像させてくれるのも良いですね。また「人間より先に猫さま」という面白さもありつつ、ペットをかわいがっている優しさも伝わってきます。

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審査員からひとこと

「今」という時代をうまく切り取って、笑わせてくれます。この句から「そうそう、最近の男の子って足ツルツル!」「女子力ないとモテないんですよね」といっきに審査の場が盛り上がり、話がはずみました。これだけコミュニケーションを活気づけるパワーを持った句、素晴らしいです。

大宮エリー賞

「方言に 戻って帰宅 クラス会」 さごじょうさん 愛知県・男性・30代 あぁ、くらし川柳

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大宮さんからひとこと

方言っていいですよね。私も小学校に上がるまで大阪にいたことがあるので、共感できます。クラス会で方言に戻ってしまうというのが、単に言葉がつられるということだけではなく、同郷の仲間と話すことで、本来の自分に戻れる解放感のようなものをあらわしているのが伝わって、いいなと思いました。

「砂・虫・石 出てくる出てくる 息子のポッケ」 たっくんママさん 大阪府・女性・30代 あぁ、くらし川柳

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大宮さんからひとこと

最初の「砂・虫・石」がキャッチ—ですね! ポケットの中身には日記や手紙のような役割もあって「あぁ、こんな風に遊んできたんだな」って想像しているお母さんの気持ちも感じられますよね。ゲームをする子供たちも多い中、こんな子供さんがいるっていうのもうれしいです。

入賞

ベランダで ふたりのシャツが デート中
もふこさん 奈良県・女性・30代

「断捨離」と 「モッタイナイ」の ボレー戦
もどりちゃんさん 東京都・女性・50代

念のため もう一度乗る 体重計
寝太郎さん 大阪府・男性・60代

まだ慣れぬ 夫の名字に 照れて「はい」
あやこさん 愛知県・女性・30代

宙返り 着地失敗 オムライス
さごじょうさん 愛知県・男性・30代

虫歯ゼロ いばるじいちゃん 総入れ歯
いーじーさん 東京都・男性・70代

妻握る 昔オレの手 今家計
もふこさん 奈良県・女性・30代

玄関の 靴だけ見たら 大家族
まいまいさん 福岡県・女性・30代

客が来る その日が我が家の 大掃除
よさこいとんぼさん 東京都・女性・30代

レジまちで 前のカゴみて おかず予想
パギーさん 山梨県・女性・30代

賞品の発送は11月中旬〜下旬を予定しています。

大宮エリーさんよりコメントをいただきました!

くらし部門特別審査員

大宮エリー

作家 / 脚本家 / 映画監督 / 演出家 / CMディレクター / CMプランナー
1975年大阪生まれ。舞台・テレビドラマ・CMの脚本や演出を手がけるほか、体験型個展も数々発表。主な著書に『なんとか生きてますッ』(毎日新聞社)・『物語の生まれる場所』(廣済堂出版)・『思いを伝えるということ』(文春文庫)・童話集『猫のマルモ』(小学館)など。現在J-WAVEにてラジオパーソナリティも担当中。
http://ellie-office.com/

選ぶというより気づかされる、

それがとても楽しいです。

今年も楽しみながら審査をさせていただきました。今回は、「くらしっていいもんだなぁ川柳」というタイトルがより浸透してきている感じがしました。審査しているというより、気づかされるという感覚なんですよ。普段見落としてしまっている「くらしっていいな」を再発見させていただけるんです。並べて読んでみるとほんとうにあたたかい気持ちになりますよね。私もエッセイを書くときに、ただ面白ければいいというより、ちょっとした出会いの喜びや「生きててよかった」って思える瞬間を大事にしたいと思っているので、「ああ、丁寧に生きなきゃいけないな」なんて反省したりして(笑)。

評価の基準は、情景だったり、共感性だったり、言葉の使い方だったり、いろいろありますが、一番大切なのは、視線の優しさ、心の豊かさなんじゃないかなと思います。「わかりやすい」というのも大切ですが、これは「子供でもわかるように」って思うと書きやすいかもしれませんよ。なかなか書けないという人は、欲張らずに、1日1句書いてみてはいかかでしょうか。1年たったら365句!川柳で日記ができるのも、思い出になって楽しいと思います!

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