暮らし百景アーカイブ157

未来の私へ。パラパラとノートをめくる。ポニーテールの髪を揺らし、制服姿で笑っている自分と再会した。「うわぁ、懐かしい」社会人、早五年目。毎朝同じ時間に起きて、同じ電車に乗る。電車の列に並ぶ人々も、おなじみの面々ばかり。車窓から見える景色も、もう見慣れてしまった。やっと迎えた休日に友人がつかまらず、ふらっといつもと逆方向の電車に乗る。何となく実家に向かう。漫画でも読もうかと、押し入れを開けると、ポツンとダンボールが置かれていた。中を見ると、高校生の頃の日記がズラリ。そこだけ時が止まっていたかのように、日記は色褪せず綺麗なままだ。どれどれ、当時の私は一体どんな事を考えていたのかな?「リレーで走る田中君、カッコイイ」「はなちゃんとお揃いのブレスレット買った!」「帰りに、猫の形の雲を見つけた」「テスト終わりに、みんなで食べるパンは美味しい」あまりにも些細で、何て事のない日常。だけど、蛍光ピンクでつづられた丸っこい文字たちは、元気いっぱいで楽しそう。最後のページが目に飛び込んできた。卒業式の日付だ。未来の自分へ、とな。「きっと楽しい毎日が待ってるよね。私なら大丈夫だよね!」背中をぽんと押された気がした。日記をパタンと閉じ、外に出てみる。いつもと同じ空…。あ、あの雲の形猫みたい。隣で、あの頃の私がポニーテールを揺らした。

未来の私へ。パラパラとノートをめくる。ポニーテールの髪を揺らし、制服姿で笑っている自分と再会した。「うわぁ、懐かしい」社会人、早五年目。毎朝同じ時間に起きて、同じ電車に乗る。電車の列に並ぶ人々も、おなじみの面々ばかり。車窓から見える景色も、もう見慣れてしまった。やっと迎えた休日に友人がつかまらず、ふらっといつもと逆方向の電車に乗る。何となく実家に向かう。漫画でも読もうかと、押し入れを開けると、ポツンとダンボールが置かれていた。中を見ると、高校生の頃の日記がズラリ。そこだけ時が止まっていたかのように、日記は色褪せず綺麗なままだ。どれどれ、当時の私は一体どんな事を考えていたのかな?「リレーで走る田中君、カッコイイ」「はなちゃんとお揃いのブレスレット買った!」「帰りに、猫の形の雲を見つけた」「テスト終わりに、みんなで食べるパンは美味しい」あまりにも些細で、何て事のない日常。だけど、蛍光ピンクでつづられた丸っこい文字たちは、元気いっぱいで楽しそう。最後のページが目に飛び込んできた。卒業式の日付だ。未来の自分へ、とな。「きっと楽しい毎日が待ってるよね。私なら大丈夫だよね!」背中をぽんと押された気がした。日記をパタンと閉じ、外に出てみる。いつもと同じ空…。あ、あの雲の形猫みたい。隣で、あの頃の私がポニーテールを揺らした。

未来の私へ。パラパラとノートをめくる。ポニーテールの髪を揺らし、制服姿で笑っている自分と再会した。「うわぁ、懐かしい」社会人、早五年目。毎朝同じ時間に起きて、同じ電車に乗る。電車の列に並ぶ人々も、おなじみの面々ばかり。車窓から見える景色も、もう見慣れてしまった。やっと迎えた休日に友人がつかまらず、ふらっといつもと逆方向の電車に乗る。何となく実家に向かう。漫画でも読もうかと、押し入れを開けると、ポツンとダンボールが置かれていた。中を見ると、高校生の頃の日記がズラリ。そこだけ時が止まっていたかのように、日記は色褪せず綺麗なままだ。どれどれ、当時の私は一体どんな事を考えていたのかな?「リレーで走る田中君、カッコイイ」「はなちゃんとお揃いのブレスレット買った!」「帰りに、猫の形の雲を見つけた」「テスト終わりに、みんなで食べるパンは美味しい」あまりにも些細で、何て事のない日常。だけど、蛍光ピンクでつづられた丸っこい文字たちは、元気いっぱいで楽しそう。最後のページが目に飛び込んできた。卒業式の日付だ。未来の自分へ、とな。「きっと楽しい毎日が待ってるよね。私なら大丈夫だよね!」背中をぽんと押された気がした。日記をパタンと閉じ、外に出てみる。いつもと同じ空…。あ、あの雲の形猫みたい。隣で、あの頃の私がポニーテールを揺らした。

image-02-s-02_

一覧を見る

ご意見・ご感想をお寄せください

Page Top