暮らし百景アーカイブ73

似たもの親子。「もうパパの散髪はイヤだ!パパが切ってるとこに行く!」と、5歳の息子が言って聞かないので、説得を諦めて理容室に連れて来た。やれやれ。まだ、こんなところで切ってもらう歳じゃないと思うんだけど。「前髪は眉のうえで揃えて、サイドと後ろは短く。じゃあ、待っていますので」そうお願いして、待合のイスに座って雑誌に目を落とすと、理容師が息子に言った。「あ、パパとつむじ、同じ場所にあるね」その言葉に、自分が子どもの頃の情景がふと蘇った。そういえば同じようなこと言われたな……。あのときも今日みたいに、理容室で切りたいと、親父に連れて行ってもらったっけ。「頭のカタチがお父さんと同じだよ。いつも切っているから分かるんだ。親子だねぇ」と言われたんだ。ちょっと恥ずかしかったことをよく覚えている。つむじが同じだと言われて、息子はどんな表情をしているのだろうと鏡をのぞくと、初めての体験にもぞもぞと動いては、正面に向くように顔を止められて、神妙な顔つきをしている。初めての散髪は無事終わって、家につくなり、息子が妻に大声で言った。「つむじが同じって、褒められたよ!」褒められたわけではないけど、うれしかったんだと知って、行った甲斐があったかなと思った。僕は、息子の頭をくしゃくしゃっと撫でた。

似たもの親子。「もうパパの散髪はイヤだ!パパが切ってるとこに行く!」と、5歳の息子が言って聞かないので、説得を諦めて理容室に連れて来た。やれやれ。まだ、こんなところで切ってもらう歳じゃないと思うんだけど。「前髪は眉のうえで揃えて、サイドと後ろは短く。じゃあ、待っていますので」そうお願いして、待合のイスに座って雑誌に目を落とすと、理容師が息子に言った。「あ、パパとつむじ、同じ場所にあるね」その言葉に、自分が子どもの頃の情景がふと蘇った。そういえば同じようなこと言われたな……。あのときも今日みたいに、理容室で切りたいと、親父に連れて行ってもらったっけ。「頭のカタチがお父さんと同じだよ。いつも切っているから分かるんだ。親子だねぇ」と言われたんだ。ちょっと恥ずかしかったことをよく覚えている。つむじが同じだと言われて、息子はどんな表情をしているのだろうと鏡をのぞくと、初めての体験にもぞもぞと動いては、正面に向くように顔を止められて、神妙な顔つきをしている。初めての散髪は無事終わって、家につくなり、息子が妻に大声で言った。「つむじが同じって、褒められたよ!」褒められたわけではないけど、うれしかったんだと知って、行った甲斐があったかなと思った。僕は、息子の頭をくしゃくしゃっと撫でた。

似たもの親子。「もうパパの散髪はイヤだ!パパが切ってるとこに行く!」と、5歳の息子が言って聞かないので、説得を諦めて理容室に連れて来た。やれやれ。まだ、こんなところで切ってもらう歳じゃないと思うんだけど。「前髪は眉のうえで揃えて、サイドと後ろは短く。じゃあ、待っていますので」そうお願いして、待合のイスに座って雑誌に目を落とすと、理容師が息子に言った。「あ、パパとつむじ、同じ場所にあるね」その言葉に、自分が子どもの頃の情景がふと蘇った。そういえば同じようなこと言われたな……。あのときも今日みたいに、理容室で切りたいと、親父に連れて行ってもらったっけ。「頭のカタチがお父さんと同じだよ。いつも切っているから分かるんだ。親子だねぇ」と言われたんだ。ちょっと恥ずかしかったことをよく覚えている。つむじが同じだと言われて、息子はどんな表情をしているのだろうと鏡をのぞくと、初めての体験にもぞもぞと動いては、正面に向くように顔を止められて、神妙な顔つきをしている。初めての散髪は無事終わって、家につくなり、息子が妻に大声で言った。「つむじが同じって、褒められたよ!」褒められたわけではないけど、うれしかったんだと知って、行った甲斐があったかなと思った。僕は、息子の頭をくしゃくしゃっと撫でた。

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