身近なところにこそ学びがいっぱい
2020.07.13
by 編集K田
今年の夏は、家で過ごす時間が長くなりそうな予感。親子でぜひ、「エコ」にチャレンジしてみませんか?環境カウンセラーの和田由貴さんにお話を伺い、ライターA山と娘(小3)が、おうちで楽しくできるエコに挑戦しました。夏の自由研究のヒントにもなるはず!
by 編集K田
2020.07.13今年の夏は、家で過ごす時間が長くなりそうな予感。親子でぜひ、「エコ」にチャレンジしてみませんか?環境カウンセラーの和田由貴さんにお話を伺い、ライターA山と娘(小3)が、おうちで楽しくできるエコに挑戦しました。夏の自由研究のヒントにもなるはず!
エコの基本は、リデュース(減らす)・リユース(再利用する)・リサイクル(資源に戻す)の「3R」を実行すること、と和田さん。「家にあるものを使ってできるエコはリユースが中心ですが、その前の『不必要なものは最初から持たない(買わない)』リデュース、その後の『分別してゴミに出す』リサイクルにつなげる工夫も大事です。」「エコ」という概念は、大人でも難しいもの。「子どもには知識を理解させることよりも、まずはいっしょにやってみることがオススメ。学校などでエコの学習をするときに、自分がやっていることはエコなんだ、と感じてもらえればいいのです。」
省エネルギー普及指導員。環境省の「容器包装廃棄物排出抑制推進員(3R推進マイスター)」でもあり、環境問題に精通。節約アドバイザーなど、くらしや家事の専門家として幅広く活躍。2児の母。
<和田さんアドバイス>
牛乳パックやペットボトルなどを再利用して、子どもが喜ぶ、実用的なもの作りを。大切なのは、のちに捨てるときのリサイクルのことまで考えて、分別できるように作ること。テープを使ってはがせるようにする、ペットボトルを使うときには油性ペンで直接書かないようにするなど、できることを親子で考えてみましょう。
ペン立ての材料は普段は捨ててしまう廃材をメインに、たまたま取ってあった、包装用のリボンなども再利用。
・牛乳パック1本
・トイレットペーパーの芯1本
・ペットボトルのふた2個
・ストロー2〜3本
・色画用紙や飾るもの
(シールや包装用のリボン、マスキングテープなど)
①牛乳パック底面の1辺の長さと同じ高さになるように、牛乳パックの上部分を切り取り、底面2面分(A)を切り出します。残りの本体は、上の部分をフリル状にカット。
②フリルの下にカッターで薄く切り込みを入れて、折れ線を作ります(危ないので、親の出番!)。
③切り込みにそってフリルを外側に折り、パック本体部分に色画用紙を巻いて、底をAの片側にテープで固定します。
④トイレットペーパーの芯を高さ4㎝に切ったものをペットボトルのふたに巻き付け、パック本体の前側にテープで固定。Aの端にストローを2~3本、貼り付けます。
最後に一番のお楽しみ、シールとマスキングテープ、リボンで飾って、完成!
by
ライターA⼭
単なるペン立てだけではなく、ペットボトルのふたの部分は、のりやふせんを入れられ、ストローを貼り付けた部分は携帯電話やカードを立てるのにぴったり。娘が「こんなにかわいくて便利なものができて、うれしい!ゴミだと思ったものも、まだ使えるんだね」と発見した様子でした。
<和田さんアドバイス>
ネギや豆苗、かいわれ大根など、料理後に残った根の部分は捨ててしまったらもったいない!水につけると、再生栽培ができて、また料理に使うことができます。これも家庭でできるリユースのひとつ。自分の育てたものを大事に食べようという意識も芽ばえて、食育にもつながりそうですね。
買ってきた豆苗を料理に使うときに、豆の上に生えている脇芽(わきめ)を残して、再生栽培しやすいようにカット。豆がつからない程度に水に浸し、子どもは一番陽当たりのいい南向きの窓の下に、ママは北向きで陽はあまり差さない台所の窓付近に置いて、栽培競争スタート!
※夏は1日2回以上、その他の季節も1日1回は水を替えましょう
2日目の夕方に子どものをふと見ると、もうこんなに伸びてきていました。
5日目、太陽に向けていた方(左側)に伸びていることを、娘が発見。「太陽の光がほしくて、自分で傾いているんだね。すごい、頑張って生きている!」と育っている豆苗を見て、とてもうれしそう。
雨の日も数日挟みながら、6日目で見比べ。日なたに置いた方は、全体的に色が濃く、葉も茎も立派。一方、日かげに置いた方は、色が薄く、茎も細め。「長さで負けた⁉️」…いえいえ!陽が足りず、ひょろひょろと長くなっただけ。たくましく育っておいしそうなのは日なたの方、ということで、娘の勝ち!
7日目、収穫した豆苗と卵を合わせて、炒め物に。手のひらにいっぱいの豆苗をつかんでフライパンに入れながら、「こんなにいっぱい採れるなんて、育つ力がすごいんだね〜」と娘。豆から育つのを毎日見ていたせいか、「豆の味がする!豆苗って、こんなにおいしかったっけ?」とうれしそうに食べていました。
娘は、料理のときに捨ててしまいがちな根の部分が、リユースすると再び力強く育つさまに驚いたようです。興味を持ったようで、かいわれ大根など他の根も捨てないで、勝手に再生栽培し始めました(笑)。
by ライターA⼭
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ライターA⼭
娘は、料理のときに捨ててしまいがちな根の部分が、リユースすると再び力強く育つさまに驚いたようです。興味を持ったようで、かいわれ大根など他の根も捨てないで、勝手に再生栽培し始めました(笑)。
<和田さんアドバイス>
子どもの成長は早いので、着られなくなった服を寄付して、リユースの習慣を。誰かに使ってもらうことを前提に、大事に着ることも子どもに教えられます。各自治体で古着の回収を行っているほか、福祉施設やNPO団体など、受け入れ先もさまざま。今の時期すぐには難しいですが、フリーマーケットも、リユースを子どもに楽しく教えるにはオススメの体験です。
タンスに眠っていた子ども服を取り出し、1枚ずつ確認。「好きな服ばっかりなんだけど…」とさみしがる娘に、「捨てちゃうよりも、誰かに大切に着てもらう方がいいんじゃない?」と説明。だんだん気持ちがのってきました。
娘と話しながら、「寄付する服」「取っておく服」「掃除用の布にリユースする服」の3つに分類。寄付する服を、自ら段ボールに詰めました。「服を大事に着ると、また着てくれる人ができるんだね。次の人にも大切にしてほしいな。」
自分の服を大事に使ってくれる人がいる、と手放した先のことを思い描きながら、作業をしました。また、大量の服に親子で驚き、よく考えて買わなければ、とリデュースの話にも発展。季節ごとの習慣にしたいです。
by ライターA⼭
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ライターA⼭
自分の服を大事に使ってくれる人がいる、と手放した先のことを思い描きながら、作業をしました。また、大量の服に親子で驚き、よく考えて買わなければ、とリデュースの話にも発展。季節ごとの習慣にしたいです。
部屋干しでも生乾きなど嫌なニオイはほとんどなく、使用量は少量なのに食べこぼしや外遊びで汚れた子ども服などもキレイに落ちていて、本当に大満足です♡
#花王製品使ってみた
りのちんさん
首回りや、手首、裾などの形崩れが気にならなくなりました。キレイにしながら形まで整えてくれるので、仕上げのアイロンがけもささっと終わります。お気に入りの服を家で洗うことに抵抗がなくなり、自宅でも安心して洗濯できるようになりました♪
#花王製品使ってみた
techikoさん
※Kao PLAZA会員さまの生声を 一部紹介しております。
単なるペン立てだけではなく、ペットボトルのふたの部分は、のりやふせんを入れられ、ストローを貼り付けた部分は携帯電話やカードを立てるのにぴったり。娘が「こんなにかわいくて便利なものができて、うれしい!ゴミだと思ったものも、まだ使えるんだね」と発見した様子でした。
by ライターA⼭