何があるんだろうと、ワクワクするようなネーミングを。
自分で取り組むものを考えさせるのも大切です。
小さい子なら、お気に入りのミニカーなどをピカピカにさせてもOK。
コーチングのプロからの アドバイスつき
by 編集K田
2017.12.04そろそろ大そうじの時期ですね。今年は、子どもに自分の自転車をキレイにしてもらいませんか?自身の持ち物を自らの手で拭く過程と達成感が子どもの成長にもつながるように、やる気を奮い立たせ、試行錯誤にもつなげる「声かけ」のポイントもお伝えします。親子げんかをせずに、我が子が自信を育んでくれたら大成功です!
声かけのアドバイスを教えてくるのは 谷川一美さん
コミュニケーションを中心に人材育成の研修や講演、ワークショップ、大学講師など幅広く活躍。2004年、国際コーチ連盟認定 CPCC資格を取得し、プロフェッショナル・コーチとしてコーチングを行う草分け的存在に。仲間とNPOを立ち上げ、小学校の授業協力、子育てや障害者への文化的支援活動などを15年以上行っている。著書に「コーチング的生き方 ―運命は自分でつくる― 」(文芸社)。
子どもをその気にさせるのって難しい!と悩んでいるママはけっこう多いはず。それが、そうじともなるとなおさらですね。自分自身の自転車をみがかせるにしても、はじめから「あなたの仕事はこれね」と課題を課せるのではなく、自発的に「自分でやりたい!」と思わせるのが大切。そのためには、伝え方の工夫が必要です。
たとえば、子どもが思わず興味を引くような提案をしてみては?「今度の週末、家族みんなでピカピカキャンペーンをやって、ピカピカの達人を決めよう!」などと声かけしてみましょう。子どもにとってそうじはさほど興味がなくても、“1等賞”は魅力的。「僕もやってみたい!」と思わせれば、まずは第1段階突破です!
いきなり言い渡すのではなく、家族で食卓を囲むときなど事前の段階をつくるのがオススメ。
何があるんだろうと、ワクワクするようなネーミングを。
自分で取り組むものを考えさせるのも大切です。
小さい子なら、お気に入りのミニカーなどをピカピカにさせてもOK。
最初に道具の使い方やふき方を説明してあげましょう。
子どもが自転車をふく作業に夢中になってくれれば、声かけの必要はありません。大人は声が聞こえる程度の場所で見守りながら、他のそうじをしてもいいですね。
子どもが作業に飽き始めたり、自転車の扱いにくさにイライラしてしまったときは声かけチャンス!たとえば「できない~」とギブアップ気味のフレーズが聞こえたら「どうしたの?」と近づいて、上手くできないところを聞きながら、自転車の観察をいっしょにやってみましょう。「ブレーキってこの線でつながっているんだ!」といった子ども自身の新たな発見があれば、再び自転車に興味を持ちます。とれにくい汚れにつまずいたときは「この汚れは手強いね」と共感することも大切です。
キレイにすることより、子どもの気づきや創意工夫を促して。
できた部分を認めたり、これからの未来方向に目を向けましょう。
共感して、ベターな方法を一緒に考えるスタンス。
「これで終わり?」「ちゃんとやりなさい」など、マイナスな言葉って無意識に出てしまうもの。「ここ、もう少しピカピカにしようか」「あなたならできるよ」と、プラスの言葉を意識して声かけするのが大切なんですね。
by ライターU田
自転車をふき終わったら、たっぷり褒めてあげましょう。作業中に褒めたことと同じ内容でもOK、何度褒めてもいいんです。ただしお世辞でおだてるのではなく、事実をできるだけ具体的な言葉で認めてあげるのがコツ。「頑張ったね」「できたね」と、やり遂げたことをいっしょに「味わう」スタンスです。
さらに時間を置いて再度、夕食のときにでも話題のひとつに取り上げて、子どもが家族に説明する機会を作ってあげましょう。どんなところで工夫したか自慢したり、「ピカピカの達人」としてがんばりを認めてもらったりすることが、達成感をあらためて感じるチャンスになります。
一過性で終わらせず、「達人、またお願いがあります!」など、生活の中で他のお手伝いにつなげてみるのもいいかもしれません。
子どもが挑戦してやり遂げるうれしさを一緒に「味わう」経験を。
きちんと事実を伝えると、お世辞でないことが子どもにも伝わります。
どこがキレイに仕上がったのか、具体的に伝えましょう。
子どもにとって新しい視点のの声かけで、物の大切さも伝えましょう。
いつもいっしょにいる家族だからこそ知っている、我が子がのってきそうなきっかけを探してみるといいですね。
by ライターU田
自分で考えて、決めて、行動できることが「自立」です。その支えとなるのが、人から「認めてもらう」こと。親から言われてやるのではなく、子どもが自分で考えて決めたり、いっしょに協議した上で決めたことなら、失敗しても誰かのせいにせず、「上手くできなかっただけ」と受け止められます。そして、次に挑戦するときには、どうやったら上手くいくのかを考えるようになります。
人間の欲求には、「マズローの欲求5段階説」といって、右の図のような段階があると言われています。子どもは家族からの愛情をたっぷり受けると「みんなの一員でいたい欲求」が満たされます。すると次は、自分の行いを褒められたいという「認められたい欲求」が高まります。そして、それが満たされると、誰かの評価ではなく自分らしく夢を叶えたいという「自己実現の欲求」を目指すようになります。これらの段階を登りながら、子どもは成長し、自立していくのです。
日本人はもともと反省を美徳としてきた民族で褒め合うのが苦手。けれど褒めるのは、相手を認める大切なアクションです。子どもたちは今、園生活・学校生活においてもマイナス面を指摘される機会のほうがが多いもの。大げさじゃなくていいので、家庭では小まめに褒める=認めるを実践しましょう。
下から上へ向かって、欲求がおおむね満たされると、欲求は次の段階に進みます。日本は「生理的欲求」「安全の欲求は」は基本的に満たされている国なので子どもは「みんなの一員でいたい欲求」から上の段階欲求を求めていることが多いそう。(谷川一美さんご提供)
ピカッと輝くシートです。本当にキレイになるので助かります。まずはクレンジング付きで洗い、その後クレンジング無しで洗い拭きするとピッカピカなので、週1回やります。
神奈川県にお住まいの
30代女性会員さま
子供お風呂嫌いでしたが、泡で遊びながら自分で身体を洗ってくれるようになりました。
大分県にお住まいの
30代女性会員さま
子どもが、泡でシャンプーが出てくるので楽しんで1人洗いをしてます。
兵庫県にお住まいの
30代女性会員さま
子供の手洗いのために購入してからずっと使ってます。洗い残しやすすぎ残しが子供にもわかりやすいので愛用してます。
愛知県にお住まいの
40代女性会員さま
※Kao PLAZA会員さまの生声を 一部紹介しております。
いつもいっしょにいる家族だからこそ知っている、我が子がのってきそうなきっかけを探してみるといいですね。
by ライターU田