夏の疲れを吹き飛ばす!
オススメ夏スパイス入門
連日の暑さに食欲も減退…、どうしてもサラサラっと食べやすく冷たいメニューばかり選びがちな方も多いのではないでしょうか。でもそんな夏こそ、カラダが資本!食を楽しむ“スパイス”の力で、美味しく食べてカラダの中からメンテナンスして、夏バテ知らずに乗り切りましょう。スパイスコンサルタントの朝岡久美子さんに、夏のおすすめスパイスと、楽しみ方を教えていただきました!
チャイにも使うスパイス。
すっきり爽やかな香りに夏バテのカラダもリフレッシュできます。消化を助けお腹の調子を整えてくれる効果も。
カレー粉の中に一番多く含まれているスパイス。消化促進や代謝を良くする作用もあると言われています。
調理の最初に香り付けに使用するスタータースパイスの代表的な存在。食欲増進効果もあると言われる香りが特徴。
ブレンドして味わう!
使い切れずに残ってしまったスパイスは、1種類で使いきろうとせずに、何種類か混ぜて楽しんでみましょう!
夏におすすめなのは中東発祥ミックススパイスの「デュカ」!クミン、コリアンダー、ローストしたナッツ類、白ごま、胡椒、塩をお好みの分量で混ぜれば完成です。ローストしたナッツの香ばしさがスパイス類とマッチして、食欲もアップします!
香りの力で気分転換!
スパイスは「香り」を楽しむもの!
ハーブティーでリラックスするように、気持ちを切り替えるのにも有効です。 清涼感あるカルダモンは、房の中のシードの部分を紅茶やコーヒーに加えてカルダモンティーに!すっきりした味わいが特徴。朝のはじまりや夜のひとときに、オンとオフの気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか。
朝岡さんおすすめは、デュカをオリーブオイルと合わせてパンにつけていただく、中東でもおなじみの楽しみ方。クミンとコリアンダーのスパイシーで爽やかな香りと、ごまの香ばしさ、程よい塩味とオリーブオイルの相性が良くて、ついパンを食べ過ぎてしまう美味しさです。サラダの上から振りかけたり、塩代わりに炒め物の調味料に使ってももちろんOK!減塩効果も期待できます。
クミンやコリアンダーは、料理の味付けの仕上げにプラスしたり、サラダやスープの上から振りかければ、普段の食卓を手軽にエスニックモードに変化させてくれます。茹でた枝豆をオリーブオイルとニンニクで炒めて、スパイスで味付けすれば即席おつまみの完成!料理のレパートリーも広がります。
スパイス入門いかがでしたか?スパイスは想像以上に手軽で身近。難しいメニューに挑戦しようとしなくても、まずはいくつかブレンドして、パンにつけたりサラダにかけたり、手軽に取り入れられるのが魅力です。
食欲の落ちる夏だからこそ、体調や気分に合わせて、香りや、味わいの変化を楽しめるスパイス、ぜひ取り入れてみてください。
※スパイスは摂り過ぎに注意しましょう。妊娠中の方は控えるようにしてください。
今回、教えてくれたのは
スパイスコンサルタント 朝岡久美子さん
スパイスブレンドの第一人者。『香りと味覚のブレンド術』をテーマに、食品コンサルティング、セミナーや各種メディアを通じて、スパイスの普及活動を積極的に取り組んでいる。完全予約制レストラン「épices GINZA(エピス ギンザ)」のオーナーシェフも務める。
http://www.epiceginza.co.jp