くらしのコミュニティサイト「みんなのホーホー」のサポーター、チエブクロウのチエさん。 フクロウは、西洋では森の賢者として大切にされ、 日本でも「福籠」「不苦労」などの字が当てられることから、幸運を呼ぶ鳥として親しまれています。 今回はそんなフクロウについてのエピソードをご紹介します!
日本でもキャラクターになったり、物語で登場するなど 多くの人に親しまれているフクロウですが、 フクロウが知恵のシンボルと言われるのには理由があります。
ギリシャ神話に登場するアテナをご存知ですか? ギリシャ神話の最高神ゼウスと知恵の女神メティスの間に生まれた女神です。 彼女は母譲りの知性にあふれ、戦いとともに知恵をつかさどる存在でもありました。 守護神となったアテナは、人々が賢くなるよう力を尽くし、必要なときには知略に富んだ武器や道具を与えました。 そんなアテナの聖鳥として、使者や化身となったのがフクロウだったのです。
ギリシャ神話が発展したものと考えられるローマ神話では、 アテナはミネルヴァという女神になりますが、やはり聖鳥はフクロウです。
フクロウには驚きの能力が・・・。 知恵者や賢者のイメージが定着したのも、この力があったからかもしれません。
日本で、フクロウが縁起のよい鳥とされる理由のひとつが、「見通しの良さ」を連想させるからです。フクロウは人間の8〜10倍の視力を持つと言われ、動体視力にも優れています。東京タワーの上からでもネズミを見つけられるというエピソードも。
フクロウは、顔面が大きな集音器のような役割を果たしています。また左右の耳の高さが違うので(右が上で左が下)、音源の位置をより正確に把握することができます。
フクロウは、顔面が大きな集音器のような役割を果たしています。また左右の耳の高さが違うので(右が上で左が下)、音源の位置をより正確に把握することができます。
フクロウの目は光をとりこむ力にも優れているので、暗くてもよく見ることができます。夜しか活動しないというわけではありませんが、ワシやタカなど他の強い鳥が飛んでいる日中の時間帯を避けて狩りができるのです。
実は、生物学における分類上の違いはありません。羽角(うかく。耳のように立っている羽のこと)のないのがフクロウ。羽角のあるのがミミズク。コノハズクは小型のミミズクのことをいいます。しかし、羽角があるフクロウのシマフクロウ、羽角がないミミズクのアオバズクなど例外もあります。ちなみに、英語では両方とも「owl」といいます。
フクロウが頭を背後まで回せるのは、首の骨がとても細く、頚椎(けいつい)の数が人間の2倍(14個)もあるからです。他の鳥と違って、フクロウの目は、素早い獲物にもしっかり集中できるよう正面についており、より視野を広げるために首を動かして広い範囲を見ているのです。
フクロウが頭を背後まで回せるのは、首の骨がとても細く、頚椎(けいつい)の数が人間の2倍(14個)もあるからです。他の鳥と違って、フクロウの目は、素早い獲物にもしっかり集中できるよう正面についており、より視野を広げるために首を動かして広い範囲を見ているのです。
主に夜、自分の位置を知らせたり、フクロウ同士でコミュニケーションをとったりするために「ホーホー」と鳴くそうです。ただすべての種類のフクロウが「ホーホー」と鳴くわけではないとのこと。遠くまで聞こえるのはオスの声。2kmくらい先まで聞こえるそうですよ。
フクロウは、顔面が大きな集音器のような役割を果たしています。また左右の耳の高さが違うので(右が上で左が下)、音源の位置をより正確に把握することができます。
じっとたたずんでいることが多いフクロウですが、いざ翼を広げるとその大きさにびっくり。しかも飛ぶときに音がほとんどしません。羽の縁が細かいギザギザになっており、空気が乱れずに流れること、羽の表面が柔らかく、芯がしなやかにできていることなどが、無音の飛翔を可能にしているようです。
知れば知るほどおもしろいフクロウの世界。 今回はフクロウと触れ合うことができる施設に伺い、フクロウたちを見てきました。
たくさんの種類のフクロウがいて驚きました。 大きさや羽の模様も違い、目の色も黄色、オレンジ、茶色があるとのこと。 また同じ種類でも性格はそれぞれで、甘えん坊な子もいれば、好奇心旺盛な子もいるそうです。 眠そうな表情も、首をかしげる様子もとってもかわいい! つぶらな瞳に見つめられて思わずキュン♪ チエさんとのツーショットもお楽しみください。
ふくろうの楽園 沖縄国際通り触れ合い体験型観光テーマパーク
「ふくろうの楽園」は、緑の森のような世界の中で、さまざまなフクロウたちが迎えてくれます。 手乗せ体験も可。フクロウの他に珍しい動物たちにも会うことができるアニマルテーマパークです。
園内にはさまざまな種類のフクロウが。
ご来園お待ちしています!
「みんなのホーホー」では、くらしの中のちょっとした疑問を投げかけたり、 投稿された疑問に対して答えたり、会員さま同士で日々の「?」や「!」を交換することができます。 ぜひ、あなたのとっておきのくらしの知恵をシェアして盛り上げてください。 知恵をつかさどる森のフクロウたちが呼びかけたり、返事をしたりするように、 楽しみながら仲間たちとつながりましょう!
2019年10月掲載