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第3話 小さなハーモニー。今までも何度か「やめたい」とは言っていたらしい。しかしその翌週には「やっぱり楽しいからやる」とも。 娘(六才)のピアノ。まあいわば、習い事に対する子供の定番的反応だろう。ところが妻によれば「今度はかなり本格的」で、先週はついにダダをこねて休んでしまったとのこと。どうやら二ヶ月先の発表会で演奏予定の曲が、うまく進んでいないらしいのだ。

第3話 小さなハーモニー。今までも何度か「やめたい」とは言っていたらしい。しかしその翌週には「やっぱり楽しいからやる」とも。 娘(六才)のピアノ。まあいわば、習い事に対する子供の定番的反応だろう。ところが妻によれば「今度はかなり本格的」で、先週はついにダダをこねて休んでしまったとのこと。どうやら二ヶ月先の発表会で演奏予定の曲が、うまく進んでいないらしいのだ。

第3話 小さなハーモニー。今までも何度か「やめたい」とは言っていたらしい。しかしその翌週には「やっぱり楽しいからやる」とも。 娘(六才)のピアノ。まあいわば、習い事に対する子供の定番的反応だろう。ところが妻によれば「今度はかなり本格的」で、先週はついにダダをこねて休んでしまったとのこと。どうやら二ヶ月先の発表会で演奏予定の曲が、うまく進んでいないらしいのだ。

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「ちょっと聞かせてよ」「やだ」「前、すごく上手だったよ」  「やだ、もう弾かない。発表しない」 仕方なく娘の座らぬピアノ椅子に腰かけて、その曲の譜面をたどってみた。ポロリ、ポロリ。何を隠そう、私も子供時分にほんの少し習っていたのだ。

「ちょっと聞かせてよ」「やだ」「前、すごく上手だったよ」  「やだ、もう弾かない。発表しない」 仕方なく娘の座らぬピアノ椅子に腰かけて、その曲の譜面をたどってみた。ポロリ、ポロリ。何を隠そう、私も子供時分にほんの少し習っていたのだ。

「ちょっと聞かせてよ」「やだ」「前、すごく上手だったよ」  「やだ、もう弾かない。発表しない」 仕方なく娘の座らぬピアノ椅子に腰かけて、その曲の譜面をたどってみた。ポロリ、ポロリ。何を隠そう、私も子供時分にほんの少し習っていたのだ。

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お、割といけるかな…、などと思ったのが大間違い。結局その二分足らずの小曲をモノにするため(しかも相当たどたどしく)、日曜日の午後を全て費やすハメになった。夕食前、つっかえつっかえの演奏を披露した。妻のお世辞をよそに、娘は感想の一つもない。「パパでも出来るんだから」と言うつもりだったが、逆効果だったかな…。

お、割といけるかな…、などと思ったのが大間違い。結局その二分足らずの小曲をモノにするため(しかも相当たどたどしく)、日曜日の午後を全て費やすハメになった。夕食前、つっかえつっかえの演奏を披露した。妻のお世辞をよそに、娘は感想の一つもない。「パパでも出来るんだから」と言うつもりだったが、逆効果だったかな…。

お、割といけるかな…、などと思ったのが大間違い。結局その二分足らずの小曲をモノにするため(しかも相当たどたどしく)、日曜日の午後を全て費やすハメになった。夕食前、つっかえつっかえの演奏を披露した。妻のお世辞をよそに、娘は感想の一つもない。「パパでも出来るんだから」と言うつもりだったが、逆効果だったかな…。

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ところがさにあらず。練習に夢中で気づかなかったが、娘は鍵盤と格闘する私の様子を時折じっと見ていたらしい。その娘が寝る前に言いにきた。「パパ、今度のお休みの日にピアノ教えてあげるね」

ところがさにあらず。練習に夢中で気づかなかったが、娘は鍵盤と格闘する私の様子を時折じっと見ていたらしい。その娘が寝る前に言いにきた。「パパ、今度のお休みの日にピアノ教えてあげるね」

ところがさにあらず。練習に夢中で気づかなかったが、娘は鍵盤と格闘する私の様子を時折じっと見ていたらしい。その娘が寝る前に言いにきた。「パパ、今度のお休みの日にピアノ教えてあげるね」

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2019年8月掲載

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