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第2話 おめでとう、二分の一成人式。四年生の娘サチは、一年で十センチ背が伸びた。「このワンピース、まだ二回しか着てないじゃない。そのスカートも短いの?少し下げてはけば…、ダメ?」衣更えで、小さくなった服を選り分けながら、ため息をつく。今年は従姉妹へのお下がりがたくさん出そうだ。

第2話 おめでとう、二分の一成人式。四年生の娘サチは、一年で十センチ背が伸びた。「このワンピース、まだ二回しか着てないじゃない。そのスカートも短いの?少し下げてはけば…、ダメ?」衣更えで、小さくなった服を選り分けながら、ため息をつく。今年は従姉妹へのお下がりがたくさん出そうだ。

第2話 おめでとう、二分の一成人式。四年生の娘サチは、一年で十センチ背が伸びた。「このワンピース、まだ二回しか着てないじゃない。そのスカートも短いの?少し下げてはけば…、ダメ?」衣更えで、小さくなった服を選り分けながら、ため息をつく。今年は従姉妹へのお下がりがたくさん出そうだ。

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そんな私を見ていた母がひと言。「お下がりの数だけ親孝行なのよ。大事なく育った証拠だもの…」そう、小さい頃の私はやせっぽちで体も弱く、よく学校を休んだ。私のことが心配で母は仕事をやめ、家にいてくれたから、よけいそう思うのだろう。幸いサチは先月、元気に十歳の誕生日を迎えた。あしたの授業参観では、ちょうど半分の成人式をお祝いするそうで。両親からはお祝いのメッセージを、封筒に入れて持たせることになっている。私は母の言葉を胸に、こう書いた。

そんな私を見ていた母がひと言。「お下がりの数だけ親孝行なのよ。大事なく育った証拠だもの…」そう、小さい頃の私はやせっぽちで体も弱く、よく学校を休んだ。私のことが心配で母は仕事をやめ、家にいてくれたから、よけいそう思うのだろう。幸いサチは先月、元気に十歳の誕生日を迎えた。あしたの授業参観では、ちょうど半分の成人式をお祝いするそうで。両親からはお祝いのメッセージを、封筒に入れて持たせることになっている。私は母の言葉を胸に、こう書いた。

そんな私を見ていた母がひと言。「お下がりの数だけ親孝行なのよ。大事なく育った証拠だもの…」そう、小さい頃の私はやせっぽちで体も弱く、よく学校を休んだ。私のことが心配で母は仕事をやめ、家にいてくれたから、よけいそう思うのだろう。幸いサチは先月、元気に十歳の誕生日を迎えた。あしたの授業参観では、ちょうど半分の成人式をお祝いするそうで。両親からはお祝いのメッセージを、封筒に入れて持たせることになっている。私は母の言葉を胸に、こう書いた。

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「サチへ。二分の一成人式おめでとう。いつもにこにこ、やさしいサチ。パパとママは、サチが元気でいてくれるだけでとても幸せです。これからもずっとずっと元気なサチでいてくださいね」

「サチへ。二分の一成人式おめでとう。いつもにこにこ、やさしいサチ。パパとママは、サチが元気でいてくれるだけでとても幸せです。これからもずっとずっと元気なサチでいてくださいね」

「サチへ。二分の一成人式おめでとう。いつもにこにこ、やさしいサチ。パパとママは、サチが元気でいてくれるだけでとても幸せです。これからもずっとずっと元気なサチでいてくださいね」

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参観日に着せる、新しいワンピースをハンガーに掛ける。代わりにたたんだ、ひとまわり小さなワンピース。もう一度、きれいに洗って送ってあげよう。サチが本当の成人式を迎える日まで、たくさん親孝行してくれることを願って。

参観日に着せる、新しいワンピースをハンガーに掛ける。代わりにたたんだ、ひとまわり小さなワンピース。もう一度、きれいに洗って送ってあげよう。サチが本当の成人式を迎える日まで、たくさん親孝行してくれることを願って。

参観日に着せる、新しいワンピースをハンガーに掛ける。代わりにたたんだ、ひとまわり小さなワンピース。もう一度、きれいに洗って送ってあげよう。サチが本当の成人式を迎える日まで、たくさん親孝行してくれることを願って。

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2019年2月掲載

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