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第4話 「思い出」の引越し。 新居(念願のマイホーム)への引越しの日がせまってきた。ウキウキした気分の一方、荷物の整理を思うと気が重い。我ながらよくもこれだけ物をためこんだと感心してしまう。要らない物は捨てると固く誓って始めても、一つ一つ手にとれば、なつかしいやら、惜しいやら。

第4話 「思い出」の引越し。 新居(念願のマイホーム)への引越しの日がせまってきた。ウキウキした気分の一方、荷物の整理を思うと気が重い。我ながらよくもこれだけ物をためこんだと感心してしまう。要らない物は捨てると固く誓って始めても、一つ一つ手にとれば、なつかしいやら、惜しいやら。

第4話 「思い出」の引越し。 新居(念願のマイホーム)への引越しの日がせまってきた。ウキウキした気分の一方、荷物の整理を思うと気が重い。我ながらよくもこれだけ物をためこんだと感心してしまう。要らない物は捨てると固く誓って始めても、一つ一つ手にとれば、なつかしいやら、惜しいやら。

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今も、押し入れの奥から出てきた布の束。はて、これは?ああ、そうだ、長女の出産の時、母が送ってきた手縫いの布おむつだ。あの時は、布か紙かで母とは意見が別れてしまった。わたしが、紙でと主張すると、母は紙で育てると感情の乏しい子になるよ、なんて迷信じみたことを言った。結局、わたしは紙で通した。 なにしろ、おむつ替えがラク。おしりが赤くなったり、カブレることもなく、また夜中にグズつくこともほとんどなかった。きっと娘も気持ち良く過ごしてくれたと思う。初めての子で不安いっぱいの私には、ほんとうに大助かりだった。そのかたわら、母にちょっぴり申し訳ない気もしていたのだ。

今も、押し入れの奥から出てきた布の束。はて、これは?ああ、そうだ、長女の出産の時、母が送ってきた手縫いの布おむつだ。あの時は、布か紙かで母とは意見が別れてしまった。わたしが、紙でと主張すると、母は紙で育てると感情の乏しい子になるよ、なんて迷信じみたことを言った。結局、わたしは紙で通した。 なにしろ、おむつ替えがラク。おしりが赤くなったり、カブレることもなく、また夜中にグズつくこともほとんどなかった。きっと娘も気持ち良く過ごしてくれたと思う。初めての子で不安いっぱいの私には、ほんとうに大助かりだった。そのかたわら、母にちょっぴり申し訳ない気もしていたのだ。

今も、押し入れの奥から出てきた布の束。はて、これは?ああ、そうだ、長女の出産の時、母が送ってきた手縫いの布おむつだ。あの時は、布か紙かで母とは意見が別れてしまった。わたしが、紙でと主張すると、母は紙で育てると感情の乏しい子になるよ、なんて迷信じみたことを言った。結局、わたしは紙で通した。 なにしろ、おむつ替えがラク。おしりが赤くなったり、カブレることもなく、また夜中にグズつくこともほとんどなかった。きっと娘も気持ち良く過ごしてくれたと思う。初めての子で不安いっぱいの私には、ほんとうに大助かりだった。そのかたわら、母にちょっぴり申し訳ない気もしていたのだ。

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さて、このおむつどうしよう?そう、もちろん持っていくことにする。そこへ、もう中学生になる当の娘が現れた。だいぶくたびれて半ば毛が抜け落ちた熊のぬいぐるみを抱えている。「これは絶対、捨てないでよね」「だって、そんなに古くなったもの…」「だってこれ、赤ちゃんの時、おばあちゃんに買ってもらったものだもん…」おやまあ、あなたもと思わず笑ってしまった。お母さん、あなたの孫娘は大丈夫、ちゃんといい子に育っていますよ、たぶん。

さて、このおむつどうしよう?そう、もちろん持っていくことにする。そこへ、もう中学生になる当の娘が現れた。だいぶくたびれて半ば毛が抜け落ちた熊のぬいぐるみを抱えている。「これは絶対、捨てないでよね」「だって、そんなに古くなったもの…」「だってこれ、赤ちゃんの時、おばあちゃんに買ってもらったものだもん…」おやまあ、あなたもと思わず笑ってしまった。お母さん、あなたの孫娘は大丈夫、ちゃんといい子に育っていますよ、たぶん。

さて、このおむつどうしよう?そう、もちろん持っていくことにする。そこへ、もう中学生になる当の娘が現れた。だいぶくたびれて半ば毛が抜け落ちた熊のぬいぐるみを抱えている。「これは絶対、捨てないでよね」「だって、そんなに古くなったもの…」「だってこれ、赤ちゃんの時、おばあちゃんに買ってもらったものだもん…」おやまあ、あなたもと思わず笑ってしまった。お母さん、あなたの孫娘は大丈夫、ちゃんといい子に育っていますよ、たぶん。

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新居での新しい生活も、どうやら古い思い出と共に始まることになりそうだ。

新居での新しい生活も、どうやら古い思い出と共に始まることになりそうだ。

新居での新しい生活も、どうやら古い思い出と共に始まることになりそうだ。

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2014年5月掲載

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