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第3話 行列のできない名店。日曜日の午後。ゴロ寝でプロ野球を楽しんでいると、居間に入ってきた息子(小六)がポツリと私に声をかけた。 「ラーメン食べる?」「え?ああ、もう昼過ぎか。そうだな、母さんも出かけてるし、たまには出前でも取るか」「いや、僕作るから。父さんも食べるかなと思ってさ」そう言って息子はキッチンへ入り、何やらガサゴソとやり始めた。

第3話 行列のできない名店。日曜日の午後。ゴロ寝でプロ野球を楽しんでいると、居間に入ってきた息子(小六)がポツリと私に声をかけた。 「ラーメン食べる?」「え?ああ、もう昼過ぎか。そうだな、母さんも出かけてるし、たまには出前でも取るか」「いや、僕作るから。父さんも食べるかなと思ってさ」そう言って息子はキッチンへ入り、何やらガサゴソとやり始めた。

第3話 行列のできない名店。日曜日の午後。ゴロ寝でプロ野球を楽しんでいると、居間に入ってきた息子(小六)がポツリと私に声をかけた。 「ラーメン食べる?」「え?ああ、もう昼過ぎか。そうだな、母さんも出かけてるし、たまには出前でも取るか」「いや、僕作るから。父さんも食べるかなと思ってさ」そう言って息子はキッチンへ入り、何やらガサゴソとやり始めた。

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「へえ、お前作れるのか?」「けっこうイケるって。カップ麺じゃないよ。インスタントだけど」上等、上等。そう言えばインスタントで思い出したが、昔こんなことがあったな。まだ息子が幼稚園の頃だ。妻と三人でラーメン屋に入ったのだが、注文を取りにきた店員さんに向かって、息子は笑顔で元気良く「僕は、インスタントラーメン下さい!」

「へえ、お前作れるのか?」「けっこうイケるって。カップ麺じゃないよ。インスタントだけど」上等、上等。そう言えばインスタントで思い出したが、昔こんなことがあったな。まだ息子が幼稚園の頃だ。妻と三人でラーメン屋に入ったのだが、注文を取りにきた店員さんに向かって、息子は笑顔で元気良く「僕は、インスタントラーメン下さい!」

「へえ、お前作れるのか?」「けっこうイケるって。カップ麺じゃないよ。インスタントだけど」上等、上等。そう言えばインスタントで思い出したが、昔こんなことがあったな。まだ息子が幼稚園の頃だ。妻と三人でラーメン屋に入ったのだが、注文を取りにきた店員さんに向かって、息子は笑顔で元気良く「僕は、インスタントラーメン下さい!」

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「できたよ」その息子が店員よろしく運んできた。お、玉子も入ってるぞ。どれどれ……。「うまいじゃないか。すごいな」息子の頬が少しだけ緩んだ。ふーん、知らない内に色々できるようになってるんだな。しかも生意気にも、「父さんのは野菜いっぱい入れたから残さず食べてよ。あとスープは塩分取り過ぎが気になるなら残した方がいいんじゃない」だと。

「できたよ」その息子が店員よろしく運んできた。お、玉子も入ってるぞ。どれどれ……。「うまいじゃないか。すごいな」息子の頬が少しだけ緩んだ。ふーん、知らない内に色々できるようになってるんだな。しかも生意気にも、「父さんのは野菜いっぱい入れたから残さず食べてよ。あとスープは塩分取り過ぎが気になるなら残した方がいいんじゃない」だと。

「できたよ」その息子が店員よろしく運んできた。お、玉子も入ってるぞ。どれどれ……。「うまいじゃないか。すごいな」息子の頬が少しだけ緩んだ。ふーん、知らない内に色々できるようになってるんだな。しかも生意気にも、「父さんのは野菜いっぱい入れたから残さず食べてよ。あとスープは塩分取り過ぎが気になるなら残した方がいいんじゃない」だと。

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 やれやれ君は母さんか。でも母さんが帰ってきたら報告するよ。  今日の昼は最高のラーメンだったって。

 やれやれ君は母さんか。でも母さんが帰ってきたら報告するよ。  今日の昼は最高のラーメンだったって。

 やれやれ君は母さんか。でも母さんが帰ってきたら報告するよ。  今日の昼は最高のラーメンだったって。

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2014年10月掲載

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