江戸時代、江戸では飛躍的に上水道が発達しました。江戸っ子たちにとってこの発展は誇りだったようです。でもやはり水は貴重なもの。行水も洗たくも、少量を工夫して使っていました。衛生的な価値基準が今とちがいますから、同じようにするのは難しいですが、その「精神」を今の生活に活かすことならできそうです!
江戸の人々の1日は、日の出とともに始まりました。ご飯が炊けるまで、隣近所で助け合ったり、子どもは寺子屋に行く準備をしたり、何かひと仕事済ませてから朝ご飯。これが「朝飯前」の語源になったのです。お芝居も朝からやっていたというのですから驚き。たしかに朝を有効活用することで、節電以外にも得られるものは多いかも!
江戸の人々の1日は、日の出とともに始まりました。ご飯が炊けるまで、隣近所で助け合ったり、子どもは寺子屋に行く準備をしたり、何かひと仕事済ませてから朝ご飯。これが「朝飯前」の語源になったのです。お芝居も朝からやっていたというのですから驚き。たしかに朝を有効活用することで、節電以外にも得られるものは多いかも!
江戸のリサイクル率は非常に高く、古着屋市や貸本屋も多く、傘の古骨買いや灰買いなどの業者もいて、使い回しができるものは、回収、再生、修理がくり返されました。生活が豊かになり、ゴミを出さない生活が難しくなった現代でも、学べることはたくさんあります!
江戸時代、外国人が江戸城を訪れて、あまりに質素なことに驚いたと言います。江戸では身分にかかわらず、質素を尊ぶ精神が根づいていたのです。それはおのずと人々の間で共有され、「もったいない」「使えるものを使いつくす」という心につながっていました。また江戸の人々のくらしは、地球や家計にやさしいだけでなく、家族のだんらんや、ご近所づき合いなど、現代の私たちが忘れかけている、大切なことを思い出させてくれます。ちょっとした工夫を重ねて、江戸のよさを今によみがえらせることができたら、私たちの幸せ度もアップしそうですね!
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2014年3月掲載(初出)2021年3月更新